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2025-03-07業務案内

【期限まであと2年】低濃度PCBの処分期限が迫っています

低濃度PCB廃棄物の処分は2027年3月31日まで

低濃度PCB(ポリ塩化ビフェニル)は絶縁油などに使用される、人工の化学物質です。

その有害性から2001年に制定された法律(PCB特措法)により、期間内に処分することが義務付けられています。

その期限が2027年3月31日なのです。

低濃度PCB廃棄物の処理についてのお願い(環境省)
(外部サイト)

 

どんなものに含まれているの?

PCBが含まれている可能性がある機器として、代表的なものは以下の通り。

・高圧変圧器

高圧変圧器

・高圧コンデンサ

高圧コンデンサ

・蛍光灯安定器

蛍光灯安定器

 

これらに使われる絶縁油の中にPCBが含まれている可能性があります。

どんな場所で使用されているか、以下の図がわかりやすいので引用します。

大阪府 PCB説明資料

大阪府 PCB説明資料

 

機器の銘板から製造年や型番を読み取って、PCBの有無を調べることもできます。

しかし、変圧器に関しては絶縁油の交換を行っていることもあるので

実際に絶縁油を採取して調べることが多いです。

絶縁油採取中

絶縁油採取中

もしPCBが含まれていたらどうするの?

あと2年で処分しなければならないため、

なるべく早めに撤去(交換)する必要があります。

また、撤去した変圧器やコンデンサはPCB廃棄物として扱われます。

その場合、一時的に保管するにしても、処分するにしても

都道府県知事(政令で定める市にあっては市長)へ届け出をしなければなりません。

これに違反すると、6月以下の懲役又は50万円以下の罰金が科せられます。

詳しくは環境省のホームページにて確認できます。

ポリ塩化ビフェニル早期処理情報サイト(環境省)
(外部サイト)

当社ではPCB含有調査を行っています

当社ではPCBの含有調査、高圧機器の更新、各種試験を行っております。

PCB調査結果

PCB調査結果

もし、自社でご使用の機器にPCBが含まれているか不安な方は、お気軽にご相談ください。

(お問い合わせはページの上部・下部にございます)